US向けAirmailの顛末

パートナーのYです。
US向けAirmailの追跡情報が、Ebay上に表示されることは既に書いた通りですが、”Delivered”となっているのに、未着ケースにされるという問題が発生しました。Ebayの追跡データは以下のように、”Delivered”となっています。

 

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それにも関わらず、Buyerは、「自分は受け取ってはいないので、返金して欲しい」との要求(Request)を5月7日に入れてきました。

こちらは、上記の情報をTracking Dataとして入力し、合せて「仮に受け取っていないとしても、元々のオーダーの配達期限は6月4日だったのだから、未だ再配達される可能性もある。少なくても5月末までは待ってからでないと返金はできない」と返答しました。

しかしBuyerは、5月13日にEbayの介入を依頼、同日、Ebayが以下のように裁定しました。

We reviewed this case and have closed it without any refund to the buyer.
We received tracking information that shows the item was delivered to the buyer’s address.
This case will not affect your seller performance. Any feedback left for this transaction will be removed.

つまり、このEbayケースでは負けませんでした。日本郵便やUSPSでの正式な追跡や調査依頼はできませんが、Ebayに送られた追跡情報により、”Delivered”とされた配送については公式のものとして認められたわけです。

ところがその後5月16日にPayPalから、「お客さまの買い手の一人が、クレジットカード発行会社にチャージバックを申請しました。買い手は注文した商品が届いていないと主張しています。」という連絡を受け取りました。Buyerは今度はPayPalに訴えたのです。この時点では、以下のように書かれていました。

できるだけすみやかに、この取引について配送の追跡情報を調査いたします。現時点で、お客さまの方でほかに必要な手続きはありません。

そして5月18日、以下の追伸を受け取りました。このお知らせでどうやら負けはしないような印象を受けましたが、更に最終確認中のようでした。

このケースを調査した結果、この取引はPayPalの売り手保護の適用対象であることが確認できました。$43.70 USDをお客さまのPayPal残高で利用できるようになりました。

その後、時間がかかりましたが、5月28日になって、以下の最終連絡がありました。

買い手のカード発行会社により、ケース(PP-D-999999999)において買い手の主張が認められたことが通知されましたが、日頃よりPayPalをご愛顧いただいているお客さまへの感謝のしるしとして、この度の異議対象金額についてはPayPalアカウントからの引き落としを行いませんのでご安心ください。

買い手もおそらく、買い手保護の適用を受け、こちらも売り手保護を適用され、両者とも負けないという結末になりました。Ebayで”Delivered”になっていれば、仮にCaseとなっていても負けないことを経験できてよかったです。